2018年11月8日木曜日

ボルネオ島をより満喫できる新たなフライト情報をお知らせ! ー New flight schedules to Kuching and KK from Brunei


Selamat petang! こんにちは〜


今日はここ最近発表された、旅行者の皆さまに嬉しいニュースを2件シェアしたいと思います。


9月には、来年3月中旬より成田-ブルネイ間の直行便(ロイヤル・ブルネイ航空)が週3便運航されることが決まって、これから相互の訪問者数の押し上げにつながると喜んでいたところですが、さらにブルネイのみならずボルネオ島を満喫するフライトの選択肢が増えるんです!

第一のニュース:ロイヤル・ブルネイ航空(RBA)、マレーシア・クチン便の運航を再開!


公式インスタグラムのストーリーより




マレーシア・サラワク州の州都クチンへのフライトは、RBAがシンガポールや香港便とともに1975年に就航開始した最初のルートでしたが、2011年半ばより現在まで休止となっていました。

ブルネイとサラワクは隣接していますが、陸路で越境できる地点は2箇所(リンバンとミリ)のみとなり、ビントゥルやシブさらにクチンなどに行く場合、ミリからのフライトを利用する必要があります。

バンダルスリブガワン市内からミリへ行くのに車で約2時間、空港に車を置いてそこから飛行機…というのは、なかなか不便。旅行者の方にとっては、さらに難しいですよね。

かくいう私も、実はクチンにはまだ行ったことがないんです💦

先日インスタにて個人で行ったアンケートでも、ブルネイの方でクチンに行ったことがないという意見が多くありました!

そんな待ちに待ったクチン便の再開!2018年12月末より週2便での運航、そして2019年2月からは週4便になるそうです。

RBニュース(ロイヤル・ブルネイ航空公式ホームページ:英語版)の記事はこちら

運航が再開されたら、私も絶対「猫の都」クチンに行ってみたい🐈♫


ブルネイでもこんな感じで、そこらじゅうに猫ちゃんがおります😸




さてさて、お次のニュースは…?

第二のニュース:エア・アジア、ブルネイ-コタキナバル便の運航を発表!



  エア・アジア公式ホームページ(英語版)のニュース記事はこちら


これまたとっても有難いフライトが増えますね〜✈️

マレーシア・サバ州の州都コタキナバルは、マレーシアでも第三の都市で、ボルネオ島で最も経済的に繁栄している都市かと思います。名峰キナバル山と美しい海を擁する自然豊かなところです。

市内から小さなボートで20分ほどで行けるサピ島。とにかく綺麗!


現在はRBAが毎日コタキナバル便を運航していますが、曜日によってフライト時間が異なるため逆に不便なのと、飛行時間がたったの30分弱なのに航空券は往復100ブルネイ・ドル以上(約8000円ほど *為替レートにより異なる)することがほとんどでした。

またブルネイ人のなかには、自家用車でサラワク州とテンブロン地区を通ってサバ州を北上し、約6時間かけてコタキナバル(略称:KK)へ遊びに行く強者も多数います。

高速バスもありますが、道が悪くて時間がかかるのと、国境・州境のチェックポイントが多く、こちらも旅行者にはハードルが高い。。
(片道だけでも7つの出入国スタンプが押されてしまう!)

まるで救世主のようなこのエア・アジアKK便は、2019年1月18日より、以下のスケジュールでの運航となります。
(エアアジア公式ホームページより引用)

しかも本日11月8日より、来年1/18-3/30までの航空券セールが開始されました!



片道36マレーシア・リンギット(約1000円弱 *為替レートにより異なる)は驚きです😳!

ハイ・シーズンの中国正月(2019年は2月5日ごろ)で調べてみると今のところ往復100ブルネイ・ドル以下で飛べそうです!
今年の中国正月は、RBAのKK便が往復で約250ドルだったことを思うと、これは今が買いですね✨

KKへは、マレーシア航空がJALとのコードシェアで成田から週2便で運航していますが、ブルネイへも訪れやすくなるのではないでしょうか♫
バンダルスリブガワンは小さな町ですので、日帰り観光も可能です^^



ボルネオ島のコネクティビティが良くなることで、今後ブルネイがハブ的な役割を担って行くことを期待しています。


早速私も来年の旅行計画を立てなければ✊


それでは、Sampai jumpa lagi~!

2018年11月4日日曜日

インスタ、始めました。- Introduction of my Instagram and Facebook page!




こんばんは〜!Selamat malam!


11月に入りました。日本は学園祭シーズンですね🏫🎵
私の母校でも、毎年11月下旬に学園祭があるのですが、もう何年も行けてません。

且つ、今週末は新宿で初のマレーシア・フェスなるものが開催されたそう🇲🇾🌺!!
大学時代マレー語をかじっていたので、マレーシアの認知度・人気度が高まって嬉しいです。

もともとは高校の修学旅行でマレーシアとシンガポールに行ったことがきっかけとなって、学ぼうと決めたマレー語。

そして紆余曲折の後、縁あってブルネイへたどり着いたのでした。

仕事では英語がメイン(と言っても大してできるわけではない)ですが、マレー語を使うこともたまにあります。さらにボルネオ島方言、ブルネイ訛りも身についてきてしまいました💦笑

今は中国語を学ぶ必要性も感じており(大学で1年かじった程度)...
ますます中途半端になりそうですが、言葉を学ぶことで得られる情報やコミュニケーションの機会も増えていくはずなので、アラサーの今できる限り勉強しておきたいなと改めて思うのでした。


と、ずいぶん前置き(身の上話?)が長くなりましたが、本日はお知らせです。



なんと先日、このブログと関連したトピックやブログには載せていない写真などをシェアするために、InstagramのアカウントとFacebookページを開設しました👏🎉✨


こちらがインスタ👇!







そして、こちらがFacebookページです👇

インスタとFacebookページの内容はほぼほぼ同じになりますので、どちらかお好きな方(もしくは両方😍)をフォローしてもらえるととっても嬉しいです❤️


ブルネイでは他の国とも同じように、SNSが代表的なコミュニケーション・ツール、マーケティング・ツールとなってきており、暇さえあればみんな常にインスタやFacebookを見ている気がします。

さらにインスタとWhatsAppのみを駆使して、自宅ベースでビジネス(自分で輸入した商品・お菓子など手作りのものを販売したり、サービスを提供する)をしている人が急増中です。

早速多くのブルネイ人の皆さんにフォローを頂いたため、開設したSNSのアカウントでは、ブルネイの方向けに日本の美しい自然や、観光する際に便利な情報なども織り交ぜて発信していきたいと考えています。








最終的には、日本とブルネイの皆さんが言語の垣根なく交流できるポータルのような形ができればいいなぁ〜と夢見ています。


ぜひ何か気になったこと、質問やお問い合わせなどありましたら、右の欄(PCバージョン)にお問い合わせフォームを設定しましたので、ぜひ気軽にご連絡くださればと思います🌷



それでは、また明日から良い1週間になりますように🙏✨
Sampai jumpa lagi!



2018年10月31日水曜日

ブルネイ旅行情報ー10月から1月は雨季!便利なお天気情報をシェア

Trick or treat🎃🦇!今日はハロウィンですね。

日本はすっかり秋めいて、寒くなってきたようですね🍃

ブルネイでは、10月からだんだん雨が多くなってきました☔️
雨が降った後はひんやりとして涼しいのですが、それでも日中は相変わらず30度越えの猛暑☀️💦

日本の秋冬の冷たく澄んだ空気と、なんとも言えない切なさというか人恋しさというか... に懐かしく思いを馳せながら、今日も汗をかきかき常夏の日々を過ごしています。
















熱帯雨林気候のブルネイにははっきりした四季はなく、基本的には乾季(暑季)と雨季に分かれており、乾季が2−8月、雨季が9−1月とされています。

とは言っても、乾季の中でも2−3月が最も暑く、5−7月はモンスーン(北東風)の影響で雨が多いです(日本の梅雨のようです)。

そして10月下旬から11月にかけて一気に雨の日が増えて(南西風モンスーンの影響)、特に夕方以降と夜間、そして明け方はほぼ毎日雨、しかもかなりの降雨量があります。

さらに12月の降水量は385mm/月と一年で最も多くなります。

一年を通してスコール(短期間に風速が増加して豪雨や雷雨が起こること)があるのですが、雨季のあいだは雨の降り方もかなり激しいです🌀!いわゆる、「バケツをひっくり返したような」雨です。




旅行のベストシーズンとは言い難いのですが、それでも雨が降らずに猛暑の2−4月よりは若干涼しくて、日中は観光しやすいのではないかと思います☝️♬

そこで今回は、フォローしておくと便利なお天気情報サイトとアカウントを紹介します。


それがこちら!











ブルネイ気象庁(Brunei Darussalam Meterological Department)


気象庁の公式サイトなのですが、リアルタイムでブルネイ国内のより正確な気象情報が確認できて大変便利です。

Instagramでもこの気象庁が運営している「@bruneiweather」 というアカウントで、主に注意報や警報が出た際に情報を発信しています。



Your Trusted Weather Authorityさん(@bruneiweather)がシェアした投稿 -
今日31日の午後に激しい雨が降るとの注意報👆。確かにお昼過ぎ雨が降っていたような!



フィリピン海上で発生している台風「Yutu」の影響による、突風や雷雨に関する注意喚起👆

旅行中もこのアカウントをフォローしておけば、安心ですね😊✨


雨季の間は路面が滑りやすく、交通事故も増えやすいので、移動中にも注意が必要です🚗



ブルネイ渡航に関する基本情報、治安・安全情報などはこちらかもご覧頂けます。
地球の歩き方ーブルネイ

外務省:海外安全ホームページーブルネイ



引き続きブルネイ旅行に役に立つ情報を更新していければと思います!

それでは、Sampai jumpa lagi🌺!


2018年9月24日月曜日

朗報!ロイヤル・ブルネイ航空、成田ーバンダルスリブガワン直行便の就航を発表!

Happy Mid-autumn festival!

今日は秋分、明日は中秋節ですね。

ブルネイには中華系(華僑)が15%ほどいるので、こちらでも月餅を食べたり、ランタンを飾ったりしてお祝いします。

さてさて、昨晩とっても嬉しいニュースが舞い込んできました!

2019年3月15日より、成田−ブルネイ(バンダルスリブガワン)の直行便が就航になります!





昨日、ロイヤル・ブルネイ航空(Royal Brunei Airlines)がエアバスA320 Neoの7機追加ローチング・セレモニーを開催。
その際に、カラム・チャンドCEOより東京/成田−バンダルスリブガワン(ブルネイの首都)直行便を、週3便運行するとの旨発表がありました!

かつて90年代には関空への直行便があったのですが、東京(成田)への定期便就航は初めてとなります。


  ニュースWebサイト「The Scoop」の記事はこちら




公式Webサイト及びFacebookページに掲載されたばかりの情報によると、2019年3月15日より、毎週水・金・日に上記の発着時間で運航されるようです。
飛行時間は約6時間(ブルネイと日本との間の時差はマイナス1時間)とのこと。


実はロイヤル・ブルネイ航空、2016年より、香港航空とのコードシェア便で香港経由の成田発着を就航してるので、公式でチケットを調べてみると、直行便と両方のオプションから選択できます。

(香港経由の乗り継ぎ時間は往復とも2時間前後なので、少しリスクがありますが。。)



今回発表された直行便は、エアバスA320 Neoで運航なので、なおさら試してみたい!

(昨日のイベントでローンチされた、ブルネイ政府観光局コラボのラッピング機がこちらです。工芸品のソンケット柄や熱帯雨林の写真で色鮮やか!)


ロイヤル・ブルネイ航空では近年、中国や韓国など東アジアからの観光客増加に伴い、上海、南寧、杭州、ソウル(仁川)、台北と東アジア路線の拡充が行われてきました。東京/成田への就航もその一環で、先月には日ブルネイ航空協定が改正されておりました。
また、北京への直行便就航もまもなく実現するよう。


ちなみに東アジア以外で、現在ブルネイ国際空港発着の就航都市(直行便)には以下があります。国別にご紹介。

東南アジア
・インドネシア(ジャカルタ、バリ、スラバヤ)
 −ロイヤル・ブルネイ航空(Royal Brunei Airlines以下RBA)*ガルーダ・インドネシアとコードシェア
・シンガポール −RBA、シンガポール航空
・タイ(バンコク)−RBA*タイ国際航空とコードシェア
・フィリピン(マニラ)−RBA、セブ・パシフィック航空
・ベトナム(ホーチミン)−RBA
・マレーシア(クアラルンプール、コタキナバル)−RBA、クアラルンプール発着はRBAのほかマレーシア航空、エアアジア

欧州、中東、豪州(すべてRBA)
・イギリス(ロンドン)
・UAE(ドバイ)
・サウジアラビア(ジッダ)
・オーストラリア(メルボルン)

ブルネイ経由を組み合わせて他の都市へ旅行することも可能になりますね!


今後ますます多くのブルネイの方々が日本を、そして日本のみなさんがブルネイを訪れてくれることにワクワクが止まりません!笑


最後に、最近アップロードされたロイヤル・ブルネイ航空制作のプロモーション動画をシェアしておきます♬
素朴でのんびりと暖かい、自然豊かなブルネイを感じてもらえたら嬉しいです☺️




本業の仕事に追われて滞りがちだった更新ですが、今回のニュースもあり、これからどんどんブルネイの魅力について紹介していきたいです!




それでは、また!
Sampai jumpa lagi〜♡

2018年7月17日火曜日

近況報告。

こんにちは!

前回の更新から2ヶ月以上が過ぎてしまいました・・・

日本では地震や豪雨による自然災害、そして猛暑が続いているかと思います。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、現在も避難をされている方、また復旧作業に従事されている方、皆様の健康と安全をお祈りしております。

私の実家近くでも土砂崩れがあり、親族が一時的に避難していたようです。

遠く離れたブルネイからできることは限られていますが、Youtuberの方などが紹介されているYahoo!のネット募金を少額ながらいたしました。

Yahoo!基金への募金:詳細はこちらから

ブルネイでも、先週は台風らしき暴風雨が続き、倒木や強風による建物への損害などがありました。
それでも小規模で収まったようでよかったです。


しばらく更新をしていないうちに、ブルネイでは1ヶ月の断食、ハリラヤ(断食明け大祭)が過ぎ、さまざまなイベントがありました。
そして先週7月15日はハサナル・ボルキア国王の72歳のお誕生日でした。


いろいろ記事にしたいことはあったものの、職場の決算期の業務でてんてこまい。。
日々の仕事に追われて更新が滞っていましたが、今後もマイペースに続けていきたいです😊

さて、実は少し前になりますが、ブルネイでの転職についてインタビューを受けまして、記事にしていただきました!
マレーシアつながりで知り合った、とっても素敵な女性が運営しているウェブサイト「My Career Stage」です。




転職インタビュー:ブルネイで働くってどうなの?日本人女性に現地暮らしの本音を聞いた!

私のケースはあまり参考にはならないかもしれませんが、My Career Stageには、海外転職を考えている方(特に女性)には役立つ情報が満載です。
ぜひ一度ご覧ください♪

本日は簡単な近況報告と、メディア掲載のお知らせでした✨

それでは、また近々更新します〜

Sampai Jumpa Lagi!





2018年4月30日月曜日

期間限定!空港で食べられる、噂の「クリスピー・ルンダン」メニュー

Selmat malam! こんばんはー!

前回紹介した、「ルンダンはクリスピーじゃない」騒動ですが、まだ続きがありました。

この騒動に便乗して、

「"クリスピーじゃない"と批判するなら、
じゃあ"クリスピーなルンダン"を作ってやろうじゃないか!」
というブルネイのレストランが現れたんです。。。


(写真: Rahwani Zahari氏撮影 Borneo Bulletinより)






















ブルネイ国際空港出発ロビー階にあるレストラン「Anjung Saujana(アンジュン・サウジャナ)」で、
5月15日までの期間限定でクリスピー・ルンダン・チキンのプレートメニューが提供されるそうです。
お値段はおよそ800円(換算レート:1ブルネイ・ドル(BND)=約80円)。

写真から想像するにルンダンのソースに漬け込んだ骨つきの鶏肉を揚げている感じでしょうか?
グリーン・チリ(赤より緑の唐辛子のほうが辛い)のナシ・ゴレンにサンバルソースやインド系のおせんべいなどのコンディメントが添えられているようです。

ボルネオ・ブレティン紙の記事によれば「このメニューを注文した人は、是非ハッシュタグ「#rendangcrispy」をつけてソーシャルメディアにアップしてください」とのこと。

これならマスター・シェフの審査員も納得してくれるのでしょうか?

このAnjung Saujanaレストランは、ロイヤル・ブルネイ航空(RBA)の機内食を製造している「Royal Brunei Catering」(ロイヤル・ブルネイ・ケータリング)が運営しているレストランです。

ブルネイではかなり大手の食品製造・飲食店だけに、なかなか攻めのメニューを出して来て面白いです。

出国審査場に入るすぐ手前にあり、軽食、ペーストリー、ブッフェなど種類も豊富なので、ご旅行の帰りに是非寄ってみてはいかがでしょうか?

ディナー・ブッフェはアジアンと洋食どちらも楽しめます。
断食(ラマダン)中に旅行される場合は、断食明け(スンカイ)ブッフェをお試しになるのもいいかもしれません♫




さらに、ほかのレストランでもこんなものが。。


ステーキ・レストランのCharcoal(チャコール)が、英国版のマスターシェフにちなんで、ルンダン味のフィッシュ&チップスを販売。笑

やはりクリスピーであることを追求しているため、普通のフィッシュ&チップスにルンダンのソースをつけるのではなく、ソースを衣に混ぜて揚げている。。。

お値段はおよそ1360円(1ドル80円換算)。
これは味が想像できないので、近いうちに試してみたいと思います😅💦

こちらのレストランもラマダン中のブッフェがかなりボリューム満点で人気があります。
ステーキ以外にラム肉などの串焼き系も美味しいとのこと。

場所はバンダルスリブガワン市内中心部に程近く、Le Gallery Suites Hotel というホテルに併設、且つ周辺にも数件ホテル サービスアパート があるので、宿泊客にはアクセスしやすいかと思います。



今回紹介した2軒は、どちらもブルネイでは比較的きちんとしたレストランで、中級くらいの位置付けです。

ただ審査員を批判するだけでなく、そこからインスピレーションを受けてメニュー化してしまうあたりに、ブルネイ人の温厚さというかユーモアを感じました。

今後も知られざるブルネイの食文化について紹介してきたいです^^

それではSampai jumpa lagi!

2018年4月8日日曜日

今週話題の現地NEWS ーマレー料理「ルンダン」はクリスピーじゃない!?

こんにちはー!

今回は、ブルネイをはじめ東南アジアの島嶼国(インドネシア、シンガポール、マレーシア)で今週話題になった、ある出来事について書きたいと思います。



その名も、”マレー料理「ルンダン」はクリスピーじゃない?”事件

イギリス版「マスター・シェフ」に参加したマレーシア出身の出場者が、自分にとって思い入れのある料理として、ココナッツミルクで炊いたマレーシアの国民食「ナシ・ルマ (Nasi Lemak)」を作ったところ、サイドの「チキン・ルンダン(Rendang Chicken)」が”クリスピー”ではないと、審査員に酷評されてしまいました。

 

そもそもルンダンは、牛・鶏・ヤギ肉などをココナッツミルクとレモングラス、クミン、コリアンダー、唐辛子などのスパイスをふんだんに使って煮込んだ、カレーのような煮込み料理です。

材料と作り方についてはこんな感じ↓。
チキン・ルンダンのレシピ(英語)
ビーフ・ルンダンのレシピ(英語)
クックパッドでも、ルンダン又は「レンダン」で調べると数件ですが、日本の方が作られたレシピが載ってます♫

よーく煮込まれたルンダンは、ほろほろと身が解けてとっても美味しく、鶏肉であれば鶏皮はスパイスが染みてプルプルとしています。

私は学生時代、東京のとあるマレーシア料理店でアルバイトをしていたのですが、賄いで食べられるのをいつも楽しみにしてました。



ザレハさんが作ったナシ・ルマのルンダンは、ルンダンを見慣れている私からすればジューシーで美味しそうだと感じますが、マスターシェフUK審査員のJohn Torode氏とGregg Wallace氏は、


「皮がクリスピーじゃない。ソースが皮全体にかかっていて、とても食べられたものでない」


「ナシルマのサイドに、このルンダンはふさわしくない」

といった、独断の評価をします😅💦

この一件がマレーシアで炎上!TwitterなどのSNSで審査員への批判が殺到すると、

今度はJohn氏が、

「ルンダンは多分インドネシア料理だ!ナマステ!」と投稿。
(*ナマステはヒンディー語の挨拶🙏)

これが更なる炎上に発展してしまい、ルンダンの発祥の国はどっちなのかといった議論を巻き起こしました。

参考記事:
BBCアジアでの報道記事:Malaysians roast MasterChef over chicken rendang elimination
ロイター通信:英番組の審査員発言、東南アジアで料理発祥地巡る議論に

ルンダンは、マレーシア、インドネシアだけでなく、シンガポールとブルネイでも国民食として親しまれています。

ですから、今回の一件はセンシティブな話題となりましたが、その一方で各国の人々の反応を見ると、4カ国の絆がより深まったようです。

Facebookでは、こんな投稿が人々の共感を集めました!


こちらのページはもともと、インドネシア、シンガポール、ブルネイ、マレーシア4カ国の文化の相違点をわかりやすくまとめていたり、各国のイベントごとを紹介していて、参考になります♫



ブルネイでもこんなソーシャル・インフルエンサーが!





なんと駐ブルネイ米国大使も、この騒動について「チキン・ルンダンをランチに食べながら、晴れの”ブルネイ日和”を満喫。(ルンダンは)そのままでパーフェクト。#クリスピーじゃない」と投稿したのです。

マレーシアでもナジブ現首相とマハティール元首相が本件についてコメントしてましたが、小さな国ブルネイでも気持ちは同じ。多くの人がアレン大使のInstagram投稿に賛同しました。


今回の一件で、ルンダンの魅力が多くの人に伝わり、また東南アジアの4カ国がお互いを理解し団結を深めることに繋がったのではないかと感じました!



パンダンという葉と一緒に炊いたナシ・ルマ&ルンダン(著者撮影)
レトルト缶なども売ってます!こちらはブルネイ産です(著者撮影)


































ブルネイ及び東南アジア島嶼国を訪れる際には是非、彼らのソウル・フード、「ルンダン」を試してみてくださいね〜



それではSampai jumpa lagi!



2018年3月25日日曜日

日本語で読める!ブルネイを知るうえでおすすめなWebサイト&ブログまとめ

Selamat Petang! こんにちは!


今月で、ブルネイに来て丸4年が経ちました。

3年のなんちゃって駐在生活を経て、ブルネイの小さな民間企業に転職して1年弱。
日々の生活でいっぱいいっぱい、でも少しだけ気持ちの余裕ができてきました。
改めて、海外で働くってそう簡単なことではないなと感じています。

ブルネイの魅力を伝えたくて始めたブログですが、生活していると良い所よりも嫌な所に目が行きがち、ということもあってちょっとクールダウンしていました。

それでも、日本を飛び出してここにやって来てよかったな、と思えるブルネイ。これからも少しずつですが、日本の皆さんにブルネイのことを知って貰えたら嬉しいです✨

さて今回は、ブルネイについて知りたい!という方にとって役に立つ、日本語で書かれているWebサイトやブログをまとめてみようと思います🤗

  1. 旅行・観光
  2. 基本情報・時事ニュース
  3. 生活情報・体験記
といったカテゴリーに分けて紹介します〜

1.  旅行・観光編

ブルネイの観光ガイドブックなどは日本では滅多に無いですよね。地球の歩き方やロンリー・プラネットでもほんの20ページほどしかありません(マレーシアやボルネオ島のガイドブックの一部)!

なんとか事前に情報収集したい!そんな中おすすめなのがこちら♫








旅に役立つ情報満載 TRIPPING! - ブルネイ

東南アジア&南アジアを専門にした旅行情報サイトです。ブルネイ在住のツアーガイドさんや旅行専門のライターさんが見どころやおすすめスポットを紹介しています。記事の数も結構多くなってきて、読み応えあります🌺!











ロイヤル・ブルネイ航空 (日本代理店)Webサイト

RBA (Royal Brunei Airlines)にも日本代理店があったのか!という感じですが、フライト情報や旅行する際の基本的な情報と注意点、さらにはブルネイ・ツアーを手配している代理店についても記載があります✈️。



Trip Advisor (トリップ・アドバイザー)

ブルネイのみならず、海外旅行するなら情報収集に欠かせないトリップ・アドバイザー!
知名度の低いブルネイですが、ここなら観光スポット、ホテル、グルメ、ショッピング等まとめてリサーチできるので便利です🤗






2.  基本情報・時事ニュース

ブルネイを旅行先というよりも、産油国、ASEANの一国、イスラム教国、王国といった様々な視点から知りたいという方も多いかと思います。そんな方々におすすめなのがこちら。

(JBFA公式サイトより)

















日本ブルネイ友好協会 公式サイト

日本とブルネイの間には相互に日本ブルネイ友好協会(JBFA)とブルネイ日本友好協会(BJFA)があるのですが、こちらのJBFAのサイトでは、唯一ブルネイ主要ニュースの日本語抄訳が頻繁に更新されています。

(オマール・アリ・サイフディン・モスク:著者撮影)















ブルネイよいとこ南の風通信(ブルネイ写真ニュース)

日本の商社からブルネイに駐在され、何十年にも渡ってブルネイの経済発展に貢献された日本人の方が始められたブログです。最新情報というよりは、アーカイブ的位置付けで、当時のニュースやイベントを日本語で知ることができます。現在はその後継者の方が主にバドミントンなどのスポーツ交流を中心に情報発信されているよう。


そのほか、ブルネイと日本企業の関わりについて書かれた記事も探してみると意外と出て来ます。
今後も石油・天然ガス事業のみならず、さまざまな分野での日ブルネイの民間協力に期待したいです😌

ジェトロ地域分析レポート「ブルネイの経済多様化は成功するか -挑む日本企業の着眼点-」

三菱商事 - ブルネイLNGプロジェクト


(三菱商事のアスタキサンチン生産工場:著者撮影)

















3.  生活情報・体験記

最後に、留学や派遣プログラムなどでブルネイに住まれたことのある方々のブログ等の紹介です。進出している日本企業は少なく、在住している日本人も180人ほどと少ないので、観光で来られた方以外では、(元)学生さんの記事が多いかなという感じです。

(エンパイア・ホテル・カントリークラブ:著者撮影)





















82Trip - 日本のこと、東南アジアのこと、世界のこと♩
マレー語通訳や講師などフリーランスで活躍されている方のサイトです。ブルネイの概要からおすすめスポットなど、記事の数は限られていますが、情報がかなり凝縮されていてとても参考になります☝️💡


「世界一リッチな国『ブルネイ』で生活を始めた」ブログ
ブルネイに留学された学生さんのブログ。タイトルのインパクトがすごいですが、実際に生活して現地の人から話を聞くなかで見えてきた、イメージとは違う"リアルな"部分にも触れられており、興味深い内容が多いです!

吉田ももみ - note

こちらもブルネイ留学を体験された学生さんの記事。女子大生の目線で現地のお友達との交流やおしゃカフェ情報などが紹介されているなか、留学に関する考えやブルネイ経済や起業についても書かれていて、(私のような思考停止アラサーゆとり女子から見ると😱)なんだか尊敬してしまいました。


(快晴だと南シナ海も青々と!:著者撮影)




















そんなわけで、以上、日本語で読める、ブルネイを知るうえでおすすめなWebサイト&ブログ紹介でございました〜

英語で読むバージョンも、次回やります♫
それでは、Sampan jumpa lagi👋!