2017年12月3日日曜日

意外とハマる!?ブルネイの音楽事情♫





Apa khabar(お元気ですか)?

随分と更新が滞っておりました。。

一昨日は預言者ムハンマドの生誕祭(Prophet Muhammad's birthday)で祝日でしたので、やっとゆっくりPCに向かう時間ができました。

ブルネイで現地の企業に転職して早半年、民間企業は官公庁とは違い、なかなかハードワークな日々が続いています。


それでも日本の企業に比べたら、残業も圧倒的に少ないし、通勤もマイカーで楽チンだし(職場が郊外にあり、下りの高速を使っているので、通学・通勤ラッシュとは無縁です)、とポジティブに考えなければ!




さて、今回はあまり注目されることの少ないブルネイの音楽事情について書きたいと思います♫



まずざっくりブルネイのメディア・エンターテイメントについて紹介すると、テレビ局は国営一社(Radio Televison Brunei: RTB)しかなく、商業的に成功しているレコード会社や映画制作会社もほぼありません。ブルネイは人口40万人ちょっとなので、そもそもマーケットが小さ過ぎますね。



国営テレビRTBではニュースのほかに、ローカル制作のドラマ、バラエティ、音楽番組もありますが、国民の多くは通信会社DSTの提供している衛星放送「クリスタル・アストロ(Kristal Astro)」(もともとAstroはマレーシアの会社)で世界各国のチャンネルを観ていることのほうが多いかと思います。

私もアストロが家に入っていた時は(今はテレビをほとんど使わず、YouTubeがお友達w)、MTVやFOXなど英語圏のチャンネル又はNHKの国際放送ばかり観ていました。


ラジオは主に3局で、局によっては時間ごとに英語・マレー語・中国語・ネパール語(?)で放送しています(ネパール語の番組は、ブルネイで王族の守衛として働いているグルカ兵のためのものとか。人づてに聞いたので真偽は確かでないですが…)

さて、そんなエンターテイメントの少ないブルネイですが、最近はブルネイ出身の若手ミュージシャンがマレーシアやインドネシアの音楽レーベルと契約して、両国で活躍しているようです!


ジャンルやアーティストにもよるのですが、英語よりもマレー語で歌っている場合が多く、同じ言語圏のマレーシアやインドネシアの音楽に影響を受けているのか、曲のテイストはかなり似ています。



そのなかでも私のおすすめアーティストをまず2人紹介します♫



1. Aziz Harun (アジズ・ハルン)

マレーシアでメジャーデビューした、マレー系ブルネイ人の高校生ミュージシャン!
Senyum (セニュム:笑顔)という曲がとっても調子いい感じです。ブルネイのインターナショナル・スクールに在学しているので、英語もすごくペラペラですが、マレー語でギターをかき鳴らしながら笑顔で歌っているのがいい!
(下のMVは1:00から曲が始まります)




2. Jaz(ジャズ)

インドネシアで活動するブルネイ出身のJaz。
こちらのDari Mata (ダリ マタ:From eyes)という曲が特にお気に入りです♫楽曲も声もR&B調で非常に爽やかで切ない感じ。MVの雰囲気も、彼の見た目もなかなかカッコいいですね〜笑



この2曲は、ここ数年ブルネイのラジオでかなり頻繁に流れています!
マレー語を話せない外国人の友達でも口ずさめるほど。笑



他にも中華系などのアーティストもいます♫


3. Eia(イーア)

ブルネイでは珍しい(?)女性アーティストを紹介。Eia(本名:マリア)さんは、元水泳のブルネイ代表という経歴の持ち主で、引退後はシンガポールで音楽を学んだそう。
英語で歌う彼女の曲は、安定感があって聴きやすいです♫





4. Andromeda(アンドロメダ)

最後はブルネイの中華系ボーイズ・グループ(英語ではboy bandと言います)!
2012年ごろから活動している中華系の4人組で、現在は1人減って3人になったようですが、インドネシアのレーベルと契約し精力的に活動しています。
中華系のミュージシャンがマレー語で歌うというのが、最初はすごく新鮮でしたが、だんだんクセになります😀





インドネシアをマーケットにしているからか、ダンドゥット(Dangdut:マレーシア・インドネシアのいわゆる昔の歌謡曲的なスタイル)を用いていたり、なかなか面白いですw





ブルネイの音楽事情、少しでもお分かりいただけたでしょうか?これを機にブルネイのみならずマレー・インドネシア語の音楽に興味を持っていただけたら嬉しいです💖


今年も残す所1ヶ月を切りましたねー
それでは、また近々更新できることを祈って。笑
Sampai jumpa lagi!