2019年3月7日木曜日

直行便就航までカウントダウン!渡航前に知っておきたいブルネイ旅行Tips!

Selamat Jalan(さようなら/行ってらっしゃい)!

3月に入り、ブルネイは完全に雨季から乾季(暑季)に移行した様子です。
雨が降らず、毎日とにかく暑いですー☀️



さてさて、来週3月15日よりロイヤル・ブルネイ航空のブルネイ(バンダルスリブガワンBWN)−成田(NRT)直行便の運航がスタートいたします✈️

噂によると、桜シーズンの3月末〜4月上旬のBWN-NRT便は満席みたいですよ〜
ブルネイだけでなく、お隣のマレーシア・サラワク州などからもこちらのフライトを利用して日本に行きやすくなるので、ミリでも沢山広告が出てました。



今回はブルネイに旅行(渡航)する前に知っておきたいポイントや注意事項についてまとめたいと思います。
大使館ホームページなどにも載っている情報にはなりますが、安心・快適な滞在のために是非チェックしてくださいね🤗

(ちょっと今回は長くなりそうです。)




1.  14日間以内の滞在であれば、ビザ不要

基本の基本ではありますが、ブルネイは観光目的であれば2週間ビザなしで入国できます。
これはブルネイ人が日本へ行く時も同じです。

直行便で往復チケットを取られる方は問題ないと思いますが、ブルネイへ(から)出発する際のチェックイン・カウンターなどで復路の航空券や第三国へ行く場合にビザの提示を求められることがあります。

商用、留学、特定の活動などの目的で訪れる場合には、ビザが必要なこともありますので、両国の大使館ホームページ等で事前に確認・準備しておきましょう。

2.  お酒・タバコの持ち込みには制限・税関申告の義務あり!

日本からいらっしゃる皆様の多くが気になっている、ブルネイのお酒事情。

当地では、1990年代初頭からお酒の販売・貯蔵が禁止になりました。市内やホテルのレストランなど、公共の場で飲酒することも禁じられています。

ただブルネイにも非イスラム教徒が人口(約42万人)の約3割ほどいますので、入国の際に一定量のお酒を持ち込むことができます。

非イスラム教徒の成人ひとりあたり(1回につき)

ビールなどの缶 (330ml) - 12缶
ワイン、ウイスキー、スピリッツなどハードリカー -2本(2本の総量は最大2Lまで)

また1回目の持ち込みから、48時間経たないと再度持ち込むことができません。

お酒を持ち込んでも、プライベートな空間(ホテルの客室など)でしか飲めませんので、ご注意くださいね!

マレーシア・サラワク州の国境の町で入手したビールと、
英軍基地のスーパーで購入したノンハラル(豚ソーセージ入り)のピザで自宅にて夕飯。

また、タバコを持ち込まれる場合、一本につき25ブルネイ・セント、1カートンで40ブルネイ・ドルの関税がかかります。

タバコを持ってきても、公共の場はすべて禁煙。建物の裏などで隠れて吸っている方もいますが、見つかれば罰金が科せられますのでご注意を。

3.  必要なら空港でSIMカードをゲット!両替は市内でも可能

日本の大手通信会社であれば、ブルネイでも海外ローミング対応かとは思いますが、滞在中に安心してネットを使うにはやはり現地SIMカードを購入するのが便利ですね。

ブルネイ国際空港の到着ロビー(入国審査、税関審査後のエリア)にブルネイ大手通信会社2社(DST社、Progresif Celluar社)のショップがあります。



旅行者用のTourist SIM Packageというものがそれぞれあり、また詳細は別記事で載せたいと思います。
(個人的にはProgresifのパッケージのほうがシンプルで分かりやすかった気がします。)

またブルネイ市内で使用できる通貨はブルネイ・ドル(BND)とシンガポール・ドル(SGD)です。
あまり知られていませんが、実は1967年より等価交換条約によりBNDとSGDは1:1の等価になっており、両国で相互に使用できます(ブルネイでは1SGDコインのみ使用不可)。

なので、日本から来られる場合はSGDを事前に持っておくと安心かもしれませんね。BNDは日本での流通はございません。
空港の両替所は出発ロビー(RBAのチェックインカウンター横)及び搭乗ゲート周辺(出国後)にありますが、市内にも両替所は複数あるので必要に応じて両替すると良さそうです。

クレジットカードは、ホテル、大手スーパー、レストランなど多くの場所で使えますが、基本的にはVISAとマスターだと思っておいてください。またカードの利用に最低金額を設けている店や、カード手数料をお客さん負担にしているところもあります。

4.  公共交通機関は発展途上。事前に計画しておこう。

エントリー数のまだまだ少ない当ブログで最もアクセスが多いのがタクシーに関する記事で、また問い合わせフォームからも複数お問い合わせいただいております。

多くの方が気になっている通り、ブルネイ旅行最大の難関は「移動手段」だと思います。

まず電車は走っていなく、タクシーは国内に約45台(!)、バスも走ってはいますがルート確認が難しいことや、時刻表が機能していなくて旅行者の皆さんには大変使いづらいと思います。

(事実、ブルネイ在住の私も公共バスに乗ったことは5年のうち1度しかありません。完全車社会のブルネイでは、バスは主に出稼ぎの外国人の方が多く利用している印象です。)

そんな中、最近では「Dart Brunei」というライド・シェアリングのサービスがリリースされ、少しずつ便利になってきているようです。

Dartアプリをダウンロードし、メールアドレスなど会員情報を登録すれば、Wi-Fiやデータ通信環境さえ整っていればDartで効率的に移動できます。

ぜひこちらのDartについては、次回の記事で紹介したいと思っています。

事前にある程度旅行プランを立てて、距離感や移動手段を確認しておくといいですね。
タクシーを借り上げたり、旅行会社の市内ツアーに申し込んだ方がストレスなく回れる場合もありますよ。
こちらは水上ボートタクシー。水上集落に行けば流しのをつかまえられます。

5.  外はとにかく暑い!中はとにかく寒い!

文字通りです。笑
冒頭にも述べてますが、熱帯気候のブルネイは乾季と雨季しかなく、どちらも日中はかなり暑くなります。
30度越えが当たり前という感じで、また高層ビルなどの影もありませんので、赤道近くの直射日光をもろに浴びてしまいます🔥

日差しが強いので、帽子やサングラスなどの日よけ、日焼け止めはぜひ持参されることをおすすめします。ビオレの日焼け止めなどでしたら、ブルネイ市内のドラッグストアでも購入できますよ。

一方で、空港やホテル、レストラン、映画館などの室内は、とにかく寒い😭❄️
エアコンの設定が16度とか18度…信じられないですよね。
やはり外が暑いので、室内に入った瞬間はとても気持ちいいです。それがブルネイ流のおもてなしとも考えられてます。

南国なので涼しい服装で、と思いがちですが、ぜひカーディガンやパーカーなど脱ぎ着のしやすい羽織物は、忘れないようにお持ちいただきたいものです。
(こちらで日本のようなおしゃれな洋服などは滅多に買えませんので、尚更)

6.  ブルネイはイスラム教の国。敬意を払って行動しよう。

こちらはブルネイ在住者の私も日々気をつけていることのひとつです。
ブルネイはイスラム教(マレー・イスラム王政)を国是としている、国民の約7割がイスラム教徒の国です。
異教徒の方も一定数いますが、それでもイスラム教徒が多数派になります。

特にモスク(イスラム寺院)では、入場に際しガウンの着用が義務(主に女性、貸出あり)が義務付けられていますが、それ以外の場所でも、あまり露出度の高い服装は歓迎されませんので十分ご注意ください。



2014年からはシャリーアと呼ばれるイスラム刑法が施行され、非イスラム教徒の我々が罪に問われる可能性もゼロではありません。

詳しい内容については在ブルネイ日本大使館による注意喚起をご覧ください。

ブルネイの方々は、誇り高くて繊細な性格の方が多いです。たまに若干上から目線で対応されることもあったりしますが(😂)、なるべく敬意を持って接することが大事です。

7.  断食月(ラマダン)のあいだは、日中は外食できない!

先ほどイスラム教の国という話をしましたが、旅行者が特に注意したいのは断食月(ラマダン)です。

2014年より、断食中は非イスラム教徒であっても、日中は外で飲食できないというルールが施行されました。

イスラム教徒の方は一ヶ月間、日が昇ってから沈むまで飲食を経ちます。飲食店は持ち帰りのみ営業してます(マレー系の店は午後3−4時まで閉まっていることも)。

旅行者の皆さんは、お昼はホテルのお部屋に戻って食べるしかなさそうです。お水を飲む時なども、なるべく人目につかないよう配慮します。
朝食はホテルによって、ルームサービスの場合と非イスラム教徒向けの朝食会場を用意していることがあります。

日中外で食べられない分、夕食はスンカイ(断食明け)・ブッフェなどかなり豪華なお食事もありますので、体調を崩さない程度にプチ断食を試してみるのもアリです😋

8.  つまらない国?豊かさと平和を実感する旅にしよう。

多くの方がブルネイのイメージとして「産油国で、お金持ちの国」などとお思いかと思います。社会福祉や教育も充実して、税金もない国などと聞くとすごくリッチな感じしますよね。

しかし実際に訪れてみると、産油国のイメージにある世界的ブランド品店や高層ビルの建物も一切なく、拍子抜けされる方もいるみたいです。

さらにブルネイ旅行記のブログを見ると「何もやることがない」とか「観光箇所も少なくつまらない」、「多分2度と来ることはないけど」と書かれているのをよく見かけます😢

確かに独立して35年の小さなブルネイは、地方の田舎町のような雰囲気で、また700年近くブルネイ川のほとりの水上集落に住んでいたので、歴史的建造物もあまりないのです。

世界的に海外旅行をする人が爆発的に増えて、観光地へのハードル(魅力、言語対応、受け入れのキャパシティなど)が高くなっているように思います。
そんななかでブルネイも観光に力を入れようと頑張っていますよ!

せっかくブルネイにいらしたら、観光をしながらも水上集落やマーケットなどで普段の人々の生活を感じて、この豊かな自然と平和な暮らしにゆったりと浸っていただければと思っております🙏



以上が、私の独断で選んだブルネイ旅行Tips8選でございました。
ご旅行にいらっしゃる前になんとなくでもブルネイのルールや雰囲気が伝われば嬉しいです。

引き続きブルネイ旅行情報を更新していきますので、何か知りたいことなどありましたら、コメントまたはお問い合わせフォームよりどうぞ🤗

その他SNSも更新してますので、ぜひ覗いていってください〜
Facebookページ: Tropical life in Brunei
Instagram📷: @tropicallifeinbrunei (Kenanga)
Twitter🐦: @tlb_kenanga

それでは、またお会いしましょう♬
Sampai jumpa lagi~!

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