今日でGWも終わり、思い出に残る平成の締めくくりと令和の幕開けを過ごせましたでしょうか?
社会復帰が大変なんて話も聞きますが、気持ちのいいスタートを切れますように✨
今年もこの季節がやってきました、イスラム教の断食月「ラマダン」です。
イスラム暦の1年は354日なので、毎年11日ほど早まっていくんですね。
多くの国では、カレンダー通り本日2019年5月6日(月)よりラマダンが始まりました。
一方ブルネイでは、独自に新月の観測を行なっており、昨夕は月が見えませんでした。
したがってブルネイのラマダンは明日2019年5月7日(火)から始まります。
ラマダン期間中のルールは、以前こちらのブルネイ旅行Tipsの記事にも書きましたが、
日中は非イスラム教徒であっても、公共の場(レストランを含む)で飲食をすることができません!
そのため、日中は持ち帰り可能なレストラン等で購入し、ホテルの客室内など個人の空間でお食事する必要が生じます。
ホテルの朝食に関しては、各ホテルによってルームサービスになったり、非イスラム教徒(※)向けに個別の会場を用意しているところもあるようです。
(※便宜上、断食をしない=非イスラム教徒としていますが、イスラム教徒であっても、妊娠中や月経中のムスリム女性や断食を始める年齢に満たない子ども、病気などで断食ができない人々もいますので、念のため)
またラマダン期間中は、多くの飲食店が営業時間を変更します。
マレー系のレストランの殆どが午後過ぎまで閉まっており、それ以外のチャイニーズ系のお店やファストフードなどは持ち帰り向けにオープンしています。
(↑こちらはブルネイ国際空港チェックインカウンター周辺のお店ですが、午後5時半まで一切営業してないみたいです。空港内でも非イスラム教徒が食事できる場所が用意されるはずなので、見つけたら後日シェアしますね🙆♀️)
ガイドブックに載っているようなお店の多くはFacebookやInstagramもやっているので、営業時間などを事前にチェックしておくと安心かと思います。不安な方はホテルのスタッフなどに確認してもらうといいです。
お昼頃まではちょっと不便に感じるかと思いますが、午後2時過ぎごろになればマーケットなども賑わってきます。
過去の記事ではナショナル・スタジアムのラマダン・ストールを紹介しましたが、旅行者の皆さんにはガドン地区のナイト・マーケットがアクセスしやすくおすすめです🤗
(日没前はその場で食べたりできませんが、お持ち帰りしてみましょう!)
ラマダンに関する過去の記事はこちら:
- ブルネイでのラマダン(断食月)について Ramadhan in Brunei 2017
- ブルネイでのラマダン中の生活について Ramadhan in Brunei 2017 Part 2
- ブルネイでのラマダン、真夜中のお楽しみ「サフール」についてSahur in Brunei 2017
午後早くから賑わうマーケット以外にも、日没と同時にスタートするスンカイ(Sungkai: 他の国ではイフタールなどと呼ばれます。マレーシアなどではbuka puasa)や、真夜中の食事サフールなど、むしろラマダン中にしか味わえない独特な面白さがあります。
学校や職場なども時間短縮され、社会や経済が停滞する感じもしますが、
イスラム教徒の方々にとって神聖な一ヶ月間 (holy month)ですので、敬意を払いながら過ごしていきたいものです。